新年度が始まる４月は進学、就職、引っ越しなどで新しい生活をスタートする方も多い季節ですね。ところが、なんだか眠い、身体が重いなどの不調を抱えたり、お肌の調子がイマイチだったり、何かと気になることも多い時期です。特に、春は季節の変わり目でもあり四季の中でも肌トラブルが起きやすい時期です。春の過ごし方や対策で数年後のあなたの見た目年齢は変わるかもしれません！！

今回は肌トラブルが起こる原因と対策についてお話しします。数年後も若々しい肌で生き生きと過ごしませんか？

 

★春に肌トラブルが起きやすい原因とその対策★

　暖かくなり過ごしやすい春ですが、この時期によく見られる肌荒れの症状として「乾燥」、「カサつき」、「赤み」、「かゆみ」、「吹き出物やニキビ」などがあります。肌トラブルを少しでもなくすために原因・対策をお伝えしたいと思います。

 

原因①　紫外線

　春は暑さがないため日差しを浴びることも多いと思いますが、実は紫外線量が多く注意が必要です。この時期の紫外線量は真夏とほとんど変わらないと言われています。そのため紫外線によるダメージでシミやシワが増えてしまいます。

真夏だと、日焼け止めや日傘などで対策をしている方も多いと思いますが、この時期に対策をおろそかにしてしまうことも

あるので対策が必要です。

〇対策

まずは日焼け止めを塗ることです。外出するときはもちろん、室内にいるときも日焼け止めを塗ることが大切です。日焼け止めを選ぶ際は、使用シ

ーンによって適切なレベルのSPF値のものを選びましょう。また、日焼け止めに加えて外出時には日傘や帽子などを活用することで紫外線をできるだけ浴びないように工夫することも大事です。

原因②　花粉

春は花粉の季節であり、花粉の刺激が肌トラブルにつながることもあります。

この時期は空気が乾燥しているため皮膚表面の角層部分のうるおいが失われ、皮膚のバリア機能が低下しやすい状態になっています。肌のバリア機能が低下すると少しの刺激にも反応する敏感肌の状態になり、かゆみやヒリヒリ感といった肌トラブルが起きやすくなります。花

粉が肌に侵入すると免疫システムの作用によってアレルギー反応が引き起こされ、肌荒れなどのトラブルが起きやすくなるのです。

〇対策

できるだけ肌に花粉が触れないように工夫する必要があります。外出から帰宅したら肌に付いた花粉を洗い流して外出中もできるだけ花粉が肌に触れないようにメガネやマスクで肌を覆うと効果的です。また、しっかりと保湿を行うことも大切です。洗顔後にはやさしくタオルで水分を拭き取り、化粧水を肌全体にかけて乳液やクリームなどで油分を補い、乾燥を防ぐようにしましょう。

 

原因③　黄砂・PM2.5

中国からの偏西風によって運ばれる黄砂、先週はここ静岡も黄砂の靄に包まれましたね。特に飛来量が増える3月～5月は注意が必要です。

黄砂を含んだ強い風にあたると、肌に付着した黄砂が水分を奪って乾燥が進行する場合があります。さらに、黄砂によってダメージを受けた肌はバリア機能が低下しやすく、肌内部の水分が失われた乾燥がどんどん悪化していくケースも多いのです。
また、体質によっては肌に付着した黄砂がアレルギーを引き起こすケースもあります。肌でアレルギーが生じるとかゆみや湿疹などの症状が引き起こされます。炎症が生じて肌の細胞にダメージを与えてしまうケースも。

 

〇対策

黄砂や花粉による肌荒れを防ぐために、外出時は顔や首をマスクやストールで覆い、帰宅後は丁寧に洗顔（こすらず、泡洗顔！）をして、付着した粒子をしっかり取り除きましょう。洗顔後は化粧水やクリームで必ず保湿ケアを行い、必要に応じて塗り薬を塗布します。対策を組み合わせれば、春先の肌トラブルを効果的に予防できるでしょう。

 

　毎年訪れる春先は一日の中でも気温や湿度が大きく変動し、肌への負担が増大する季節です。気温の急激な変化によって自律神経バランスが乱れやすくなり、肌の状態に影響を与えます。このように春は肌にとっては過酷な季節ですが、対策を徹底すれば肌トラブルを最小限に抑えることができると思います。徹底した対策で春を思いっきり楽しみましょう！