これからの季節、ハチアレルギーに要注意!
ハチ毒アレルギーについて
蜂に刺されると、体内にハチ毒が入りIgE抗体を介したアレルギー反応が起こります。意識障害や血圧の低下など重篤な全身症状が出る状態はアナフィラキシーと呼ばれています。ハチ毒には多数のアレルゲンが含まれており、蜂の種類によっては共通の抗原を有する場合もあります。そのため、アシナガバチに刺されたのちスズメバチに刺されると同じアレルギー反応が出る危険があります。
*以前ハチに刺されたことがあり、心配。
*外で仕事をしているため、ハチに刺される可能性がある。
このような心配をされている方は、一度ハチのアレルギー検査をご検討ください。
抗体検査の種類:IgE測定(スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ)
費用:11,000円(税込み)
予防のための抗体検査は保険適応にはなりません。
血液採取をし、ハチ毒に対するIgE抗体の数値が高いかどうかを診ます。
検査結果が出るまでに現在10日程度かかります。結果は後日説明、もしくは郵送致します
林野庁の発表によると年間約10~20名ほどの方が死亡しています。
また、ハチが最も攻撃性を増すのは7~10月ですので、注意が必要です。地球温暖化が進み、日本でも6月あたりから蜂に刺される方が増えます。お気を付けください。
予防について(エピペン)
アレルギー検査で「ハチに対する特異的IgEの数値が高い」という結果が出た方は、アナフィラキシーが起きる危険が高い方です。当院はエピペン処方も行っています。エピペンの処方ご希望の方はお薬をご本人様用で取り寄せる関係がございますので、まずはお電話でお問い合わせください。